1月24日に行われたAFCアジアカップ2019準々決勝、日本対ベトナムは堂安律のドリブル突破からPKが生まれ、堂安律がPKを見事に決めて1点を上げた。その後は先制点を最後まで守り抜いて日本の勝利となった。
ベスト8から導入されたVARが活躍
2018年ワールドカップでも使用された、ビデオ・アシスト・レフィリー（VAR)がついにアジアカップでもベスト8から導入。日本対ベトナム戦で早速両チームにVARが介入し、審判の判定を覆す場面が2度あった。
1度目は前半24分に日本がコーナーキックを獲得し、柴崎岳がゴール前にボールを上げ、吉田麻也がヘディングで押し込みゴールを決めた。先制点に喜ぶのもつかの間、VARによる確認が入り、判定の結果は吉田麻也のハンドを取られ得点は幻となった。
2度目は後半8分に堂安律がドリブル中に相手のペナルティエリア内で倒されたが、ファール判定は無く、試合が続いたときにVARが介入。結果はファールとなりPKを獲得。堂安律が冷静にシュートを撃ち得点を決めた。
ベトナムは想像以上の善戦
ベトナムは前評判通りの堅守からのカウンターを重視に試合を展開し、日本からボールを奪うと素早いカウンターで日本のゴール前までグエンコンフォン中心に迫り決定機を演出した。また、日本の甘いバックパスを狙い、ボールを奪取し日本に何度かピンチをもたらした。しかし、ベトナムはペース配分を誤り、前半で体力切れを起こしてしまっていた、後半戦は自慢の守備も崩れ始め、日本に決定機を演出する機会を多く与えてしまった。結果的には日本に追加得点を許しはしなかったがベトナム自身も走力の低下により、精度の低いミドルシュートの多用が目立ち、得点につながることはなかった。
ベトナムと日本のFIFAランキングは50以上も離れており、格上の日本相手に決して引けを取らない試合をしたという意味では、かなりの善戦といえるのではないだろうか。
準決勝は1月28日（月）23：00 キックオフ！
1月25日のAM1：00に行われた中国VSイランは0-3によりイランが勝利した。1月28日に日本はイランと準決勝を戦うことに。イランはFIFAランキング29位でアジア最強の敵となるため、日本の真の実力が試される戦いとなる。
