カタールの圧勝に終わる準決勝
日本時間の1月29日23:00より行われたカタール対UAEは4-0でカタールの圧勝で決勝に進出を決めた。一方開催国でもあるUAEにとっては辛い結果に終わることとなった。
カタールは前半22分にブーアッラーム・フーヒー、前半37分にアルモエズ・アリが得点を決め、前半だけで2得点を上げてみせた。後半に入ると35分にハサン・アル=ハイドゥース、アディショナルタイム中にはハミド・イスマイルが得点を決め4-0となり圧倒的な攻撃力をUAE相手に発揮した。
カタールは決勝まで今大会負け無しの16得点・無失点という驚異のスコアを積み上げている。ただし、イラクや韓国相手には1-0で勝利しているところを見ると日本が特別不利な相手というわけではなさそうだ。
開催国UAEは悲嘆に暮れる
UAEのサポーター達はUAEが劣勢になるとフィールドにペットボトルやサンダルを投げるなど苛立ちを顕にしたのが印象的であった。開催国ということもあり、サポーターの人数も多く、敗戦が決まると静まり返り選手ともに悲嘆に暮れる様子が見て取れた。言ってもしょうがないことではあるが、UAEは主力であるオマル選手が去年の10月頃に怪我によりアジア杯欠場が決まる不幸があったため彼がいるUAEなら決勝まで勝ち進めたのかもしれない…。
叶うことのなかったザッケローニ氏との決勝戦
ザッケローニ氏はカタール戦前にインタビューで相手が如何に危険で実力のあるチームなのかを語り警戒していたが、試合は残念な結果で終わってしまった。
ザックジャパンの呼び名はまだ記憶に新しく、日本との関わりが強いザッケローニ氏が率いるUAEと決勝で戦うことを多くの日本人が希望していただけに残念だ。
長友佑都選手が語るザッケローニ氏への思い
長友選手はイラン戦が終了したあとのインタビューで、決勝では「ザックさんに来てほしい。UAEに来てほしい」と発言し、 続けて「ザッケローニ氏から多くのこと教わっていて、ブラジルW杯の最後の別れ方がずっと心残りになっていたので決勝で成長を見せたい」(*要約)と発現があった。ザックジャパンの4年間で長友選手はレギュラーメンバーとしてザッケローニ氏と戦い続けたため思い入れも人一番強いようだ。また、長友選手はロシアW杯ベルギー戦後にザック氏からメールを貰うなど個人的な交流もあったようだ。
ベルギー戦が終わった後、ザックさんから一通のメールが届いた。
— Yuto Nagatomo | 長友佑都 (@YutoNagatomo5) 2018年7月7日
「君たちの監督だったことを誇りに思う。」
ブラジルW杯から4年。
成長した姿で、恩返しできたなら嬉しく思う。https://t.co/GobeZWHIG5 @YahooNewsTopics