サッカー

【AFCアジアカップ2019】日本はイランを3-0で降して決勝へ進出!!

 1月28日(月)23:00から始まった日本対イランの試合は3-0の日本の快勝で終わった。前評判ではアジア最強国、本大会12得点無失点だったイランも日本の総合力の前では攻撃を封殺され、自慢の守備も崩れさった。
 日本は1月29日(火)23:00に行われるカタール対UAEの勝者と2月1日(金)23:00から決勝戦を行う予定だ。

チーム編成

Googleより イエロー等は終盤の結果が反映済み

試合推移

 日本は先発にエース大迫勇也が復帰し万全の状態で勝負に挑む。開始直後から日本は積極敵に攻め込み、前半10分は一進一退の攻防が続き五分五分の戦いが繰り広げらた。徐々に集中力の増すイランのペースになり防戦を強いられる日本であったが、冨安、吉田、酒井を始めとし選手全体の献身的な守備やGK権田のナイスセーブにより相手に得点を許すことはなく0-0で前半を終えた。

 後半はメンバー交代無しで始まり、イラン優勢に試合が動き始めたが転機が訪れる。後半11分に大迫勇也から最終ライン裏に抜ける南野にボールが流れ、DFカナーニにチャージを受け倒れ込むものの審判からファールは出ないと言う状況に、倒れ込んでいる合間もボールは左のコーナーに向け転がり続けていたが、南野が立ち上がり猛ダッシュでボールに追いつきゴール前にクロスを上げることに成功し、ゴール前に詰めた大迫のヘディングにより日本は先制点を獲得し流れは一転すが、後半14分には遠藤が相手との接触による負傷で担架で運ばれ、塩谷と交代することに…。

AFCアジアカップ公式より



 後半16分には日本のファールによりイランのフリーキックとなり、 ジャハンバクシュの枠を捕らえたシュートをGK権田のファインセーブにより難を逃れる。後半22分には相手の連携ミスを突き、ペナルティエリア左にボールが流れ、大迫からフリーの南野ボールが渡る。南野はゴール前にグラウンダーで折り返すと、滑り込みながらブロックに入ったプーラリガンジの手に当たり、VARによる判定の結果PKを獲得した。22分に大迫がPKを冷静に決め2-0になり、イランの選手たちの守備やプレーに多くの隙きが生じるようになる。

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 最終的には後半46分に原口が中盤で相手のボールを奪い、相手ゴールに左サイドから駆け上がりミドルシュートを放ち見事に3得点目を決めた。後半49分に苛立ったイランの選手と乱闘が勃発しそうになるほど緊迫した瞬間もあったが無事に試合は3-0で終了した。

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マンオブザマッチは大迫勇也!

負傷によりベトナム戦まで欠場していたがで5試合ぶりに先発で復帰し、イランとの試合で見事に2得点を上げる大活躍を見せてくれた大迫選手。中盤でボールをキープし前線に供給するなど、攻撃のコントロールも行った大迫選手の貢献は計り知れない。

 大迫選手と南野選手は連携がうまく取れており、今回の2得点のチャンスも二人の連携と南野選手の岡崎慎司を彷彿させる諦めない強い気持ちの入ったプレイによるものだということは忘れてはいけない。

 大迫選手がもたらす攻撃面での変化はアジアカップを通して十分に伝わりところであり、イラン戦で日本のエースであることを証明した大迫選手ことマンオブザマッチと断言できるだろう。
 ※DFの冨安選手も素晴らしい守備のため悩ましいところではあった。

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試合中に苛立ちを隠せないイラン

日本戦で思い通りにならないイランの悪態が目につくほどであった。特にイランの若きエースであるアズムンは後半に入ってからは態度に出過ぎており、酒井の交代で入った室屋がファールで倒れた際には早く立てと言わんばかりの動作で室屋の頭を軽く叩く様な行動をとっており、その他にもいくつかの挑発的な態度があった。

 後半の49分ではアズムンが日本ボールの笛がなった瞬間に柴崎岳をビンタし、イラン選手と日本選手の乱闘が発生しそうになる一幕も有った。なぜか審判から咎められることがなかったのが気になって仕方ないが、こうしたメンタルコントロールができないところがイランが重要な勝負の局面で勝てない最大の理由なのかもしれない。

 アズムンは日本戦においてシュート2本のうち枠内1本と決定機を生み出し攻撃することができなかった。それというのも、冨安との対デュエル成績をみると1-14で完全に封じられていることが最大の要因だろう。日本に苛ついて悪態をつく暇があればまずは冨安を突破しゴールを決めるほどのプレーを見せてほしいものだ。

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