えっ、子供がスーパーマンに！？見た目はオトナ、中身はコドモ『シャザム！』4月19日に公開予定！

　『マン・オブ・スティール』から始まったDCエクステンデッド・ユニバースの7作目にあたる『シャザム！』。当作品はアクアマンに続いて明るい雰囲気をもったDC映画になっており、シャザムと唱えると子供がスーパーパワーを持つ大人に変身するという面白い設定のヒーロー映画となっている。そんな 『シャザム！』 は2019年4月19日に公開される予定になっている。

あらすじ

　両親が居ない少年ビリー・バッドソンは、里親に預けられるが何度も逃げ出して悪さをすることから里親を転々とし、出会ったのが孤児として育ち孤児たちを引き取って暮らす夫婦だった。そこでビリーと同じく両親の居ない足の不自由な少年フレディ・フリーマンに出会う。

　 ビリーはおしゃべりなフレディと家や学校でも四六時中一緒にいることにウンザリしていたが、学校から帰る際にフレディが不良に暴行されている現場に出会う。ビリーはフレディから不良を引き剥がし、地下鉄の電車に逃げ込み安堵すると、どこからか「ビリー・バットソン、選ばれし者よ…ヒーローになれ」と声が聞こえ困惑していると、電車が止まりドアが開く。その先は神殿のようになっており、何やらシャザムと名乗る怪しい老人と出会う。実は老人は3000歳の魔術師であり、ビリーの純粋な正義の心を認め、シャザムという不思議な力をビリーに渡すのであった。

　その後、ビリーはシャザムの力を使いフレディと気の向くまま遊んだり悪党を退治して能力を使い遊んで生活をしていると、謎の科学者に力を知られ襲撃されてしまう。そこから少年の運命は大きく動き出すことになる…

シャザムは神の力！？

　「シャザム！」と唱えると子供からスーパーパワーを持った大人に変身できる力には神々の力が宿っている。それというのも、シャザムという名前には意味があり、英語で書くと”SHAZAM”となり、実は神々の名前の頭文字を組み合わせたものになっている。

　ギリシャの神々(ソロモンを除く)の強力な力を宿したスーパーパワーであり、その実力はDC最強のヒーローであるスーパーマンと同等の強さをもつほど。

ヴィラン、科学者・ドクター・シヴァナ

　海外メディア「Entertainment Weekly」誌 によると、ドクター・シヴァナはビリーと同じ様に子供の頃に3000歳の魔術師に出会っており、シャザムの力を継ぐ相応しい人材ではないと判断された人間であった。その後は父親の期待に答えるためにシャザムの力を手に入れる方法を模索し続けているようだ。

　今作ではシャザムの力を手に入れるためにビリーを狙うドクター・シヴァナを『グリーンランタン』や『キック・アス』､『キングスマン』などに出演する実力派の英国人俳優のマーク・ストロングが演じる。彼の熱の入った演技に期待しよう。

最強の敵、ブラックアダムが登場する可能性

　シャザムの力を持つスーパーヴィラン「ブラックアダム」をドウェイン・ジョンソンが演じると言う話が2018年に各所で話題になった。それというのもスーパーマン役のヘンリー・カヴィルがInstagramにてドウェイン・ジョンソンとDC映画について語り合っている姿を公開したためだ。コメントからはドウェイン・ジョンソンがブラックアダムを演じ、二人が共演することを匂わせている。

　ただし、映画『シャザム！』に出るという話にはなっておらず、各所で囁かれている情報ではスーパーマンと戦うという点ばかりが触れられているため、『シャザム！』に登場したとしても「次回登場します」程度にチラ見せで終わる可能性もあるので、期待しすぎないようにしよう。

ブラックアダムの能力

　ブラックアダムは古代エジプトの王子で、本名をテス・アダムと言う。かつてシャザムから力を与えられたが、力を制御できず暴れてしまいシャザムに封印される。その後はドクターシヴァナの手により復活し、シャザムの前に立ち塞がる。そんなブラックアダムの能力もビリー・バッドソンのシャザムと同様に6人の神々の力がベースになっている。

　ビリーとは違うエジプトの神々の力がベースになっているブラックアダムだが、基本的に能力はまったく同じ内容になっている。

シャザムはジャスティス・リーグに合流するのか

　DCエクステンデッド・ユニバースでシャザムを登場させた以上はジャスティス・リーグ2で登場する可能性は非常に高いと言える。また、原作ジャスティス・リーグの敵としてブラックアダムが登場しているため、シャザムが参入する可能性は高そうだ。

『シャザム！』は他作品を見ないとだめ？

　DCエクステンデッド・ユニバースの7作目にあたる『シャザム！』ですが、プロデューサーのダニー・ガーシアによると、『ワンダーウーマン』の様に作品間の世界観の共有は当然ながら、単独映画として制作しているので、他作品を見ていなくても楽しめる作品になっているとのことだ。

　ただし、細かい所で他作品を見ていないとピンとこない部分があったり、エンドロール後の映像でリンクする可能性もあるので、関連作品を鑑賞しておくとより深く楽しめるでしょう。