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『スパイダーマン ファー・フロム・ホーム』は6月28日(金)に世界に先駆け公開!

 『アベンジャーズ/エンドゲーム』公開後、初のMCU作品となる『スパイダーマン ファー・フロム・ホーム』が6月28日(金)にいよいよ公開される。現在MCU作品はフェイズ3と呼ばれる段階であり、今作のスパイダーマンはフェイズ3の最終作品となるため、今後のマーベル映画の展開に大きく左右する重要な作品なので必ず観たい1作になっている。

本記事は『アベンジャーズ/エンドゲーム』鑑賞後に見ることを推奨いたします。

作品情報

【配給】
ソニー・ピクチャーズ・エンターテイメント

【劇場公開日】
2019年6月28日

【監督】
ジョン・ワッツ

【脚本】
クリス・マッケナ
エリック・ソマーズ

【制作】
ケヴィン・ファイギ
エイミー・パスカル

【キャスト】
トム・ホランド/ピーター・パーカー
サミュエル・L・ジャクソン/ニック・フューリー
ジョン・ファヴロー/ハッピー
ジェイコブ・バタロン/ネッド
ゼンデイヤ/MJ
ジェイク・ジレンホール/ミステリオ

世界を救ったヒーロー

 『アベンジャーズ/エンドゲーム』後に自ら犠牲になり世界を救ったトニー・スターク(アイアンマン)の行いは無事に世界中に周知され、壁にアイアンマンのペイントや写真、献花が捧げられ、トニーがヒーローとして偲ばれている様子が見受けられる。

すべてを託されたスパイダーマン

 「何処に言っても彼を思い出す。会えなくて寂しいよ」と落ち込むピーター。ハッピーが「トニーは君に全てを託したんだ」とピーターを励ますやり取りが予告でなされている。トニーが居なくともハッピーがピーターの精神的支えとなり、前作のように良きパートナー(世話役)として活躍している様子だ。

 

 

 一方で落ち込むだけではなく親愛なる隣人としてのヒーロー活動も忘れておらず、トニーから授かったアイアンスパイダーの装備で、いつもどおりのヒーロー活動に勤しんでいる様子だ。警察から「アイアンマンのつもりか?」と冗談を言われていることから、アイアンマンが世界に与えた影響の大きさが伺える。

仲間との旅行で近づくMJとの心の距離

 スパイダーマンと言えばどの作品でもグウェン・ステイシーやMJと恋人関係になり、物語に大きな影響を与えてきた。MCU版スパイダーマンも例外ではないようで、今作ではピーターが遂にMJを好きになったり、スパイダーマンであるということがMJにバレてしまうが二人の関係に進展はあるのか注目だ。

旅行をニック・フューリーにハイジャックされる!?

 仲間とヨーロッパのヴェネチアに旅行することになったピーターだが、旅行前からフューリーからの連絡を無視していたピーター。無視したツケなのか旅先で強引にミッションを言い渡され、秘密基地に連れて行かれるピータはそこで重要人物と出会うことに…

ベックことミステリオが仲間として登場!

 フューリーに連れて行かれた先でピーターは、ベック(ミステリオ)と言う人物を紹介される。ベックはピーターと握手を交わし「私の世界でも一緒に戦いたかったよ」と意味深な言葉を発する。

 どうやらサノスとの戦い後に別世界の扉が開いたようで、異次元からベックはやってきたと言うのだ。それにより次元(世界)がいくつも存在することが判明したが、ニックの本題は異次元から強力なヴィランがやって来てしまったので協力して倒して欲しいと言うことのようだ。

自然を司る強大な敵「エレメンタルズ」

 異次元からやってきたのはベックだけではなく、地を操る「マグナム」、水を操る「ハイドロン」、炎を操る「ヘルファイア」、風を操る魔女「ゼファー」により編成されるチーム「エレメンタルズ」も到来してしまう。自然災害の様な圧倒的なパワーで街を破壊し大暴れ、ミステリオとスパイダーマンは協力して彼らを止めることができるのか。

スパイダーマンの新スーツが登場!

 今作はエレメンタルズに対抗するために、真っ黒な見た目のステルス・スーツ(トム・ホランドが呼称)を装備して強大な敵に対抗するようだ。予告を見るとヘルファイアを相手に新スーツを装備していることから耐火性能など、それぞれの属性に有効なギミックが装備されている可能性もあるが、その能力は謎に包まれている

ベック(ミステリオ)が敵の可能性?

 ベック(ミステリオ)はコミック版で、強すぎるヒーロー願望が災いしてヴィランに堕ちてしまった背景がある。原因となったスパイダーマンを倒すため度々立ち塞がってきた。そのため、本作でも途中からスパイダーマンの敵になる可能性がある。

 ピーターに向かって「私の世界でも一緒に戦いたかったよ」と意味深な発言をしていたが、実は元の世界ではピーターと敵対関係にあるというニュアンを含んだ発言かもしれない。

 また、予告ではベックが「やはり君にはまだ早い、世界を救うには犠牲を伴う。人々が死ぬこともある」と言っており、ピーターが犠牲を払う方法を止めるためにベックと戦い、アイアンマンのようにヒーローとしての在り方を示す展開もありそうだ。

広がりを見せるMCU

 『スパイダーマン ファー・フロム・ホーム』でマーベル・シネマティック・ユニバースのフェイズ3が終了し、新しいMCUの物語が始まる。

  すでにフェイズ4としてGotG3やブラックパンサー2など様々な作品が予定されており、今後は本作で異次元について言及したため、マルチバースが採用されX-MENなど多くのキャラクターが参戦しやすい下地ができた。今後はどんなキャラクターが登場してもおかしくない状況になったのは嬉しい限りだ。

 ただし、スパイダーマンはウォルト・ディズニーがソニー・ピクチャーズと3部作契約で権利を借りている状態なため、本作以降はスパイダーマンがMCUに登場しない悲しい自体も十分にありえる状態だ。関係者はこのままMCUに登場させられるように調整を行っているとのことなので、映画の最後に「スパイダーマンは帰ってくる」と流れることを祈ろう。