アニメ映画

アカデミー賞受賞!多次元のスパイダーマンが集結する映画『スパイダーマン:スパイダーバース』は3月8日に公開予定

 第91回アカデミー賞で長編アニメーション賞、第76回ゴールデングローブ賞を受賞した長編CGアニメ映画『スパイダーマン:スパイダーバース』。スパイダーマン初のアニメ映画となっており、主人公はピーター・パーカーではなく、黒人とヒスパニックのハーフのマイルス・モラレスという少年。ピーター亡き世界で別世界のスパイダーマンと協力し敵を倒す『スパイダーマン:スパイダーバース』は3月8日に公開予定。

作品情報

【配給】
Sony Pictures Entertainment

【劇場公開日】
2019年3月8日(日本)

【監督】
ボブ・ペルシケッティ
ピーター・ラムジーロ
ドニー・ロスマン

【キャスト】
シャメイク・ムーア(マイルス・モラレス)
ジェイク・ジョンソン(ピーター・B・パーカー)
ヘイリー・スタインフェルド(グウェン・ステイシー)
ニコラス・ケイジ(スパイダーマン・ノワール)
キミコ・グレン(ペニー・パーカー)

【日本語吹替キャスト】
小野 賢章(マイルス・モラレス)
宮野 真守(ピーター・B・パーカー)
悠木 碧(グウェン・ステイシー)
大塚 明夫(スパイダーマン・ノワール)
高橋 李依(ペニー・パーカー)

【作品概要】
 スパイダーマン初のアニメ映画である今作は、2014-2015年の『スパイダーバース』を原作としており、時空を越えて複数のスパイダーマンが同時に活躍する。
 今までのスパイダーマンと違い主人公はピーター・パーカーではなく、黒人とヒスパニックのハーフの少年マイルス・モラレスとなっており、スパイダーマンの能力をコントロールできない未熟なマイルズが、成長しながら別次元のスパイダーマンたちと巨悪に立ち向かう。

あらすじ

 スパイダーマンであるピーター・パーカーの突然の訃報により、ニューヨーク市民は悲しみに暮れる。ピーターの死は、闇社会のボス”キングピン”が時空を歪めたことでもたらされた。スパイダーマンを引き継いだ若きマイルスには彼のさらなる野望を阻止するパワーはなかった。

 しかし、そんな彼の目の前に死んだはずのピーターが現れる。ただ、彼の様子がおかしく、無精髭に少し出た下腹、適当な性格の中年男性なのだ。どうやれ現れたピーターは全く別次元<ユニバース>からマイルスの世界に来たようだ。マイルスは真のスパイダーマンになるために、ピーターを師とし、ともに戦う決意をする。

 そんなマイルス達と共に戦うため、歪められた時空から別次元のスパイダーマン達が集結し、キングピンを筆頭としたヴィラン達の計画を阻止するべく、全てのユニバースを元に戻す戦いに挑む。

集結する6人のスパイダーマン

 キングピンが歪めた時空をもとに戻すために別次元からマイルスの元に5人の個性豊かなスパイダーマンが集結する。フィルムノワールの世界から来たワイルドなスパイダーマン・ノワール、動物世界から来たスパイダーハム、アニメ世界からロボットを操るペニーパーカー、シリーズお馴染みのグウェンが蜘蛛に噛まれたスパイダーグウェン、そしてマイルスの師になる別世界のだらしないピーター・パーカー。異色の6人のスパイダーマンたちによる迫力のあるアクションやコメディ、そしてマイルスが真のスパイダーマンとして成長していく姿は見ごたえがあるものに仕上がっているとのことなので期待しよう。

強力なヴィラン達

 今回のメインの敵は闇社会を支配するキングピン。彼にはスーパーパワーはないが、超人的な腕力と格闘技によりヒーローにも劣らない実力を持っている。時空を歪めた目的はなくなった妻を復活させるためのようだ。

 キングピンの他にもスパイダーマンシリーズで人気のヴィランが多く登場する。映画では初めて登場し、マイルスとは特別な関係にあるプロウラー、そしてグリーンゴブリン、スコーピオン、ドクターオクトパスといったスパイダーマンシリーズお馴染みの強敵達だ。ただし、グリーンゴブリンたちは別次元からやってきているため、本来の作品と比べ性格や見た目が大幅に変わっているのがポイントだ。

メディアから絶賛の声が多数!

 第91回アカデミー賞で長編アニメーション賞、第76回ゴールデングローブ賞を受賞したスパイダーヴァース。賞の他にも様々なメディアから絶賛の声が多数上がっている。映画批評サイトであるAwards Circuitは「今年最高の一本!(米国では2018年末に公開)」、Screenrushは「あと20回は観たい!」、GAMESPOTは「最高の笑顔で映画館を出た‼」などかなりポジティブなコメントを残しており、実写映画では表現できない、アニメ映画ならではの良さを存分に発揮できている作品となっているようだ。

予告トレーラー